我が家のご近所に「サルメリア69」というお店があります。
食の情報に敏感な方ならご存知かしら。
こちらは日本有数の最高に美味しい生ハム店なのです
注文してから極薄にスライスされる生ハムは、口にいれた瞬間ふわっととろけ、でも舌の上には生のお肉の触感もしっかりあり…決して塩分は尖っておらず甘みや香りが鼻に抜けて行き…、ああ今思い出しただけでも食べたい!!
そして、最近ハマっている仙川の「AOSAN」というパン屋さん。
こちらも言わずと知れたパンの有名店です。
ああサルメリアのハムとAOSANのパンだけで、いくらでも呑めるなあ。
でもせっかくだから、ちゃんとしたワインをあわせると最高なんだろうなあ。
あ、彼に相談してみよう!
そんな事から兵庫県芦屋よりワインのプロフェッショナル、株式会社クレアシオン リーブル代表の渡辺良平氏に来てもらいワインパーティを開くことになったのです。
厚かましくも私の「こんなパーティって楽しそうじゃない? でねでね、アドバイスしてもらえないかな?」というお願いに、新幹線で10本もワインを抱えてやって来た良平氏!
本当にありがとうございます。
サルメリアでたっぷり生ハムを注文し、AOSAN気持ちよく大人買い。
こんな買い出し幸せすぎます。
いらっしゃる皆喜んでくれるかなあと準備するのはとても楽しいんです。
さて、当日用意した私のワインのおそうざいの説明を。
大きい瓶にたっぷりのお野菜を。小玉葱、パプリカ、きゅうり、茗荷をスパイスを控えめにして酢漬けに。ピクルスを作る時の色合いはいつも少し悩みます。同系色も好き。
定番のニンジンの千切りマリネ。塩揉み後、自家製の柚子酢を使って味付けしています。
たっぷりのオリーブオイルと白ワインビネガー、豆の煮汁で作るマリネ。女性にはお豆が好評です。
なすと長ネギをじっくり焼いて、アンチョビ、ドライトマトをベースにしたソースに漬け込みました。
さっと生っぽくグリルしたズッキーニと生のミントを和えました。素直な味。
パチパチはねるまで生のトウモロコシをソテーし卵でとじた簡単オムレツ。
定番のトマト煮込み。手羽先と鳥モモ、両方入れています。
順々にお出ししたため写真がありません。ごめんなさい。
会の途中作ったのは、オムレツだけ。
2日前からちょこちょこ作っておけば当日は盛りつけるだけの、ラクできるおそうざいです。
さて、ワインパーティですが、もう楽しくて楽しくて用意していただいたワインも全て空に。
子供達もあわせると総勢15名という規模でしたが、主役はワインと生ハムとパンでしたので準備も気が楽でした。
お越しいただいた方々も、おいしいお酒とお食事を愛されている方がたばかり。
ゆっくり食事を取り、お酒を飲んでいると、古くからの友人のような錯覚を起こすほどリラックスした楽しい時間をいただくことができました。
良平氏のワインの解説は、さすが!の一言。
特に冷やした赤ワインのおいしさったら!
日本の風土に合わせたワインの提案、解説は面白く惹き付け、色んなワインを解説つきで飲んでみたいと思いました。
今回用意したおそうざいは洋風の朝ご飯にもぴったりです。
あなたの、おもてなしのヒントになりますように。
2014年9月8日
photo by 今井 裕治
神戸市生まれ。世田谷区内で料理教室「nanamidori」を主宰。歳時記を大切にしたおもてなし、旬の味覚、ナチュラルな素材を使い簡単で彩りを意識したお料理を日々研究。自宅でギャザリングパーティを行い、色んな人と美味しい食べ物、時間を共有するのが週末の楽しみ。