友人との、飲みに行く約束をキャンセルした。
しかも2回目。
1回目は確かムスコの風邪で、2回目はオットの仕事が調整できなくて。
我が家はGoogleカレンダーで夫婦の予定を共有・管理してる。
時短勤務のわたしが基本、ムスコの夜担当、ただしオットのノー残業デーだけは、先にわたしが予定を入れて良いというルール。
口約束より記入した予定が優先されるので、カレンダーに入れなければ確定した予定とみなされないシビアさ。
でも、我々は子持ち共働きなので、
の順で、突発的に対応すべき事項が優先されるの。
当たり前だわな。
子供が最優先なのは当然のことだし、お給料もらって働いてる以上、子供がいるからという理由をダシにして仕事を疎かにするわけもなく。
で、今回。
オットのノー残業デーだったので、念のためオットに予定を確認して飲み会を入れてたんだけど。
オットの仕事はコンサル業なので、先方の都合で動かざるを得ないことも当然あるわけで。
先に確認してあって、Googleカレンダーにもちゃんと予定を入れていたのだけど、どうしてもムスコを時間内に迎えに行けなくなったと言うので、仕方なく予定を変えることにしたの。
もちろん「子供がいるから予定を簡単に変えるのは当たり前」なんて思っていなくて、本当に申し訳ないと思いつつ、飲みに行く予定だった友人に2回目のキャンセルをお願いした。
もちろん友人は了承してくれたよ。
了承する以外ないからね。
でも、ファーストリアクションが「えーっ、マジで?」だった。
その反応に、わたしはかなり凹んだ。
子供がいるから飲みに行けない、なんて嫌だし、子供がいる人ってすぐ約束破る、って思われたくないし、でもだからってムスコを迎えに行かないなんてありえないし、飲み会のためにオットの大事な仕事をつぶすなんてこともしたくない。
なにこの手詰まり感。
なにこの「自分ではどーにもできない」感。
誰も何も悪くないのに、罪悪感ヤバい。
たぶんわたしはね、友人に「分かった仕方ないね~、楽しみにしてたから残念!」って言って欲しかったんだ。
先に「えーっマジで!?楽しみにしてたのに!」って言われてしまって、ああ、期待を裏切ってしまった、とものすごく落ち込んだ。
同時に、子持ち共働きという選択を周囲から支えてもらうことに、すごく依存して甘えていたんだな、と思った。
これがママ友同士なら、お互い様だからたぶんもっとゆるい。
子供の体調や夫の予定次第で自分の予定が狂ったりキャンセルになることなんて日常茶飯事なので、慣れてるからお互い寛容になれるんだよね。
そこにわたしも慣れてしまっていて、普段大人の付き合いしかしていない友人に、どこかそのノリを見透かされたのかもしれない。
「子持ちって約束なんか守れなくて当然って思ってそう」なんて友人はもちろん思ってなくて、でもだからといって「子持ちの人の約束の仕方、スタンス」みたいなものを許容するのは簡単じゃない、こんな感じかな。
わたしは今やっているよりもっと、「子供がいるから予定通り動けないかもしれない、迷惑をかけるかもしれないけど分かって欲しい」と意識して、積極的に相手に伝えていかなきゃいけないな、と。
子供を持つか持たないかはただの選択の違いであって、選択の結果ちょっと感覚がずれたのはこっちなのであり、社会に出て働いている以上、気を付けなきゃいけないのは子持ちの方なんだな。
会社は、大人の世界だからね。
家庭、地域、保育園、学校、会社…家族や役割が増えて所属するところが増えれば増えるほど、視野も経験も人脈も増えるけど、所属するところのTPOに合わせて自分を律しておかないと、そのうちどこからも相手にされなくなりますよ、と。
自分への戒めです。
2014年10月10日
二子玉川在住の某大学キャリアカウンセラー(JCDA認定CDA)。あらゆる世代の女性の就労支援がテーマ。二子玉川育ちの家事上手なオットとマイペースで自由人なムスコと3人で二子玉川ライフを満喫中。