今年の夏も暑くなりましたね!
エルニーニョの影響で冷夏をもたらすのか?と長袖姿の夏服をイメージしたのも束の間、ほぼ例年通りのタイミングに梅雨明けした後は本当に急激に気温が上昇しましたね。
まだ始まったばかりの夏、これからが本番というのに今からこんな状態でどうしよう!と心配になった方も多いと思います。
お客様の中でも、その頃に夏風邪をひかれたり、早くも夏バテの様な症状に悩まされた方が結構いらっしゃいました。
考えてみれば、まだ暑さにも慣れていないのに突然の35℃越えの猛暑。
寝苦しい夜は寝不足になるのも辛い、でも冷房に頼ればからだがだるくなる…と、コントロールにも迷いましたね。
言ってみれば暑さにも冷房にも慣れていなかった訳ですから。
そんな過酷な夏の始まりを体験して、人間の持ちあわせている順応性を信じるとすれば、この先の暑さにその力を発揮してくれるものと思いたいですね。
この数日、最高気温が少し下がっただけで、かなり楽に感じるのもそのせいでしょうか。
さて、これからの夏休みシーズンを快適に過ごすために、適切な水分補給や熱中症予防の情報はよく耳にされていると思いますので今日はまたまた紫外線対策のお話です。
紫外線が強くなり始めた5月のコラムでもお話していますが、紫外線の浴び過ぎはお肌の老化スピードを速めてしまうと言われています。
日焼け止めクリームの使用は白い肌をキープされたい方はもちろんですが、たとえ小麦色の肌になりたい方でも肌タイプや紫外線の強さに合わせ、段階的にサンケア商品を使う事でダメージを抑えた、きれいな日焼け肌をつくることができると思います。
まず、大きく分けて、お日様に当たって黒くなりやすいタイプと赤くなるばかりでなかなか黒くならないタイプ。
赤くなりやすい肌の方が紫外線のダメージを受けやすいので、日焼け止め効果の高いものでしっかり保護しておいて欲しいものです。
また、もしご旅行などで日焼けが予想される場合は、ご旅行の日程までは保湿ケアに徹して、なるべく潤いを維持した良いコンディションにしておくことが大切です。
「どうせ日焼けしちゃうし、旅行から帰ってからまとめてお手入れすればいいや!」と思ってはいけません。
良い状態の肌は抵抗力もアップして、紫外線ダメージを少しは減らすことができるからです。
ちょっと面倒でもシンプルなケアが予防となるので是非お試しくださいね!
そして、日焼け止めを使う時にSPF値やPA値を上手に活用すること。
ご存知の通り、SPF値は表記されている数字×10〜20=日焼けの影響を遅らせる時間という意味。
たとえば SPF20であれば、20×15=300分なので、日焼け止めを塗ってから約5時間は日焼けの影響を遅らせることができる…ということになります。
なので、早朝日焼け止めを塗ってお出掛けした場合、5時間後の一番紫外線の強いお昼過ぎには既にその効果は期待できないということになります。
しかも暑さの中では、汗で落ちてしまうというリスクもあるので、お昼時に再度塗り直すのがおすすめです。
特に紫外線が当たりやすい目の下から頬骨の高い所のラインはしっかりと塗っておきましょう。
シワ、たるみ等、エイジングケアが気になる方はPAが+の数の多いものを選ぶことも忘れずに!
次回はアフターケアについて、お話しします!
2014年8月1日
美容のお仕事ひと筋、二十数年。トータル・ビューティ・ディレクター、エステティシャンとして婦人科や皮膚科の医師とともに、女性特有の体の周期に合わせたメニュー開発を行うなど、医学や心理学も取り入れながら女性の美と健康を追求し、心と体の両面から女性の年齢に合わせたエステを数多く提案。現在、フリー。『セルフマッサージ・レシピ 〜 あなたの美しさを引き出す究極のエステ』監修。