(文:今井真実さん)
答えは、豊臣秀吉、です。
秀吉の弟、秀長がお茶会を開き、秀吉をもてなすために作られたお菓子を、秀吉が、たいそう気に入り「うぐいす餅」と名付けたそう。
2月のお菓子と言えば「うぐいす餅」
七十二候でも今は、立春「黄鶯睨睆 うぐいすなく」
うぐいすは別名「春告げ鳥」ともよばれ、うぐいすの「ホーホケキョ」のさえずりが聞こえると春が近いとしるしとされています。
二子玉川商店街の西河製菓店さんでいただいた「うぐいす餅」。
ぽってりした形がまるでうぐいすを思い出させ、春の訪れを感じ嬉しい気持ちにさせてくれます。
香ばしいきな粉に、柔らかでくちどけの良いお餅、しっかりとした餡…。
秀吉の時代から続くうぐいす餅。
四季やこよみを大切にする和菓子の世界、とても奥深く楽しいです。
2014年2月11日
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