「ジゴロインニューヨーク」を観てきた。
3Dでもない、最新SFX技術も使われてない、観光名所もでてこない、誠実なジゴロのお話。
オトナによるオトナのための甘苦ストーリー。
出てくるひとが、皆やさしい。
それぞれが自分の気持ちに正直になるというやさしさ。
1冊小説を読んだように映画を堪能した気分。
高校生の頃「アニーホール」を観てからのウディアレン好き。
彼の神経症的なユーモアにいつもにやりとさせられてる。
例えば(何の映画だったか忘れたけれど)こんな台詞。
「僕の入会を許可するスポーツクラブになんて入りたくないんだ」
当時(たぶん1980年代?)ヤッピーなんて言葉があった頃。
入会が難しかったスノッブなスポーツクラブへの皮肉をこめての言葉。
都会的なひねくれ加減が好きなところなのかも?
そういえば、私はメガネ歴35年越えたのですが、メガネをかけるきっかけになったのも「アニーホール」だった。
ダイアンキートンがかけているロイドメガネにあこがれて、伊達メガネかけはじめたらどんどん視力が急降下しちゃった。
彼女のマニッシュなスタイル、当時はラルフローレンは輸入物しか手に入らなくて父親のシャツとかネクタイを拝借したものです。
2014年7月31日
東京生まれ。ウェブサイト「fringe」を運営。『anan』『nonno』を読んでた小学生、中学生で『popeye』が創刊、『JJ』を片手に高校を卒業すると世は空前の「女子大生」ブーム。バブル期には広告業界、雑誌業界でお花やインテリアのスタイリスト。その後カリスマ美容師ブームの中、美容室業界へ。20年働いた原宿の美容室のマネージャーを2013年に卒業。時代の勢いにのり、人に助けられ、あふれる情報の中、いつも『おいしい』トコをいただいてきた私。これからの自分にとってホントに欲しいものって何だろう?と探しはじめたところです。過去のインタビュー記事はこちら。