こんにちは、Takakoです。
これまで小林貴子としてニコログ(現「みんなのコラム」)で時々記事を書いていましたが、こちらで定期的にコラムを書かせて頂くことになりました。
あらためましてちょっと自己紹介を。
私は新卒でイギリスの航空会社に客室乗務員として就職し、のほほんと生活してきた宮城の田舎からいきなりロンドン暮らしになりました。
憧れのスッチーになれるんだわ~とウキウキ気分で臨んだものの、世間知らずで英語もままならず、最初の厳しい訓練ではもう何がなんだかテンテコマイ。
どよ~んとした暗いくもり空ばかりのザ・イギリスな天気も相まって、私は気の滅入る緊張の日々を送っていました。
なんとか訓練を終えてロンドンー東京間のフライトが始まりました。
だんだん仕事にも慣れてきた頃にある法則に気付いたのです。
晴れている日はだいたいその日に一緒に飛ぶはずの乗務員が誰かしら欠勤する。
主にイギリス人と日本人と働いていたのですが、休むのは必ずイギリス人。
なぜか。
ここは太陽光がとても貴重なイギリスです。
勘のいい方はお気づきかもしれませんね。
そう、せっかくの晴れの日に恋人や家族のいる母国からわざわざ慣れない日本に仕事で行くなんてナンセンス。
こんな日は公園で日光浴してパブに行って・・・、大好きな人たちと思いきり楽しい時間を過ごしたい。
そんな訳で仕事は休みまーす・・・文字通りすぎるズル休み!!!
ええっと、社会人なのにそんな理由で?
残されたメンバーはその分負担になるのに??
日本人との感覚の違いに当時まだフレッシュだった私は苦笑い。
と同時に、それまで張り詰めていた緊張感が解かれたような気がしました。
彼ら(と言っても元同僚のイギリス人を指していて一般論とは限りません)は、普段からとてもリラックスしているように見えました。
仕事中であっても細かいことは気にしない。
せかせかせずにマイペース。
楽しいことをしたい。
おいしい紅茶を飲みながらおしゃべりしたい。
休憩時間はたっぷりほしい。
自分の身の安全が第一!!
だけど、空のお仕事で一番大事な緊急事態の対応に関してはピカイチ。
毅然とした態度に素早い判断力。
日本人乗務員より目を引く迫力がある。
自分の身の安全が第一なのもお客様をしっかり助けられるようにするため。
普段はリラックス。
だけどやる時はやる。
そんな、一見ストレスフリーな彼らといるととても心地よく感じました。
何が起こるかわからない一度きりの人生、楽しんだもん勝ちだよなぁ・・
社会人として初めて一緒に働いた同僚たちの影響力は強く、いつの間にか私も普段からできるだけストレスをためずリラックスしていられる方にココロもカラダも向いてしまうようになりました。
そんなところがニコビのモットーとマッチしたご縁で今に至っている次第です。
『 Take it easy = 気楽に、リラックスして、のんびりして 』
気持ちをちょっと楽にしてくれるこの言葉をどこかしらで感じられるコラムにしたいと思います。
引き続き子連れイベントを開催したり、ためになるサークルも立ち上げる予定ですよ~。
基本はリラックス、でもやる時はやる。
そんなニコビメンバーでありたいです。
どうぞよろしくお願い致します!
2014年7月8日
国際線客室乗務員、企業受付経験を経て結婚・出産。現在は親子のコミュニケーションを深めるファーストサイン教室「THE ONE」を主宰。子どもとべったりできる今をとことん楽しみたい。旅とお酒が何よりのごほうび。