9月23日は、秋分の日です。
昼と夜の長さが同じになる日ですね。
冬に向かっていくこの秋という季節は気候的にとても過ごしやすくて、ご飯も美味しくて、でもやっぱり夏の終わりは寂しくて、そこになんだか惹かれてしまう、そんな季節です。
夏休みは、お出かけしたり、帰省したり、花火大会などなど、イベント盛りだくさんな季節。
夏の時期に少し無茶をした体に色々と負担がかかっていたみたい。
肌も一年で一番の紫外線を浴びて疲れが出てしまい、さらに胃腸も弱っています。
夏バテで食欲不振も…。
夏は身軽で好きな季節ですが、一日過ごすだけだけでも大変なこの猛暑には正直こたえました…。
だから、夜が少し肌寒くなってきて、この過ごしやすいこの時期は
「頑張ったね。お疲れ様、わたし」
と心を込めて自分を愛おしむように、自分のために、ゆるりとお茶でもしませんか。
鈴虫の声をバックミュージックにして、涼しい夜に、静かに、のんびり温かいお茶を飲みたい気分。
緑茶には豊富なビタミンCが入っていて、夏バテした肌に染み渡ります。
しかも、この緑茶のビタミンCは熱に強いので、熱いお湯を注いでも壊れません。
写真のお茶たちの横に佇むこの和菓子たちは、今一番ハマっている和菓子作りの本を見て作ったぶっきらぼうな私の作品。
ういろうの生地でこし餡を包んでけしの実をまぶした菓子と、道明寺粉を使って氷餅をまぶした菓子。
猛暑日が続く日々には到底作る気にはならなかったこの和菓子たち。
でも、この季節になると、お腹がすくのが早くなるのかな?
美味しいものを求めて探し歩いたり、また、誰かに美味しいものを作ってあげたいと思う季節でもあります。
不思議ですね。
夜が過ごしやすくなったから、心にも体にも余裕が出てきたのかもしれません。
秋の夜長、鈴虫の声と共に過ごすお一人様タイムは、やっぱりお茶と一緒じゃなくちゃ始まりません。
自分を労わる時間を夜に意識的に作ることで「終わりよければ全て良し」ではないけれども今日が充実した一日に思えるから不思議。
ぜひ、大切な自分のために、美味しいお茶と、美味しいお菓子で、秋の夜長にお一人様タイムをお過ごしください。
2014年9月3日
美茶空間プランナーとして、日本茶を囲むことで生まれる大切な人との団らんの時間・空間の提案や、現代の人でも楽しめる上質な日本茶のある丁寧な暮らしの提案しています。その中でオンラインショッピングサイトの運営、煎茶や煎茶道具のプロデュース、自宅サロンや外部イベントにて美味しいお茶の淹れ方やおもてなし講座、和菓子のアフタヌーンティーなど、様々な形で日本茶との暮らし方を提案しています。