とある晴れた日、「二子玉川においしい豆大福あり」と聞きつけ訪れた西河製菓店。
店頭に並んだ素朴な和菓子の数々にテンションがあがった私は、豆大福を手に多摩川へ。
幸運なことに、河川敷に人はまばら。
落ち着く場所をじっくり選んで腰をおろしたら、包みの封を開け、思わずニンマリ。
がぶりっと豆大福に喰らいつく。
「おっ、これは!! 」
ひとくち目でおもちの厚みに驚いた。
「まるで田舎のあばあちゃん家で食べたおもちのよう!!」
と郷愁に浸っていた私に、ふたくち目に飛び込んできたあんこが、「いやいや、それだけじゃないのよ」と、さっぱりとした上品な甘みを私の舌に届けた。そして、豆大福の豆大福たる所以、おもちに点在する豆の食感のアクセントもたまらない。
「おもちとあんこと豆が奏でるおいしいハーモニーや~」と叫ぶ間もなく、豆大福をぺろりと平らげ水筒に入ったお茶をぐいっと飲むと、すっと視界が広がった。
昼下がり多摩川の河川敷。なんとも気持ちのよい空間で、大口をあけて味わった豆大福に大満足。
おもちとあんこと豆のおいしいトリオさん、素敵な時間をありがとう!!
お腹も心も満たされた私は、彼らとの再会を誓い駅へと向かった。
二子玉川近郊に暮らすフリーライター。てくてく街を歩き、おいしいモノや、おもしろスポットを発見するのが得意。毎年の楽しみは、岩手の山奥にある実家で米作りを手伝うこと。観光情報サイトで岩手の魅力を発信している。
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